メタ哲学カフェ 第八回
■ 日 時 : 2015年3月1日(日)11:15 - 13:15
(時間にご注意ください!)
場 所: 名古屋駅西 カフェぶーれ
(名古屋市中村区椿町6-27 ホテル ル・ウエスト1階)
名古屋駅新幹線口から西へ徒歩2分
テーマ: 服装はどのような意味をもつか?
進 行: 井下賢一
参加費: カフェぶーれでの飲食代実費(300円~)
定 員: 12名
申込み: 不要 (ですが、なるべく事前にご予約ください。定員に達し次第、申込みを締切ります。)
問合せ/申込み先: staff.nagoya*cafephilo.jp (*を@に要変換)
備考:
① 開催場所(カフェぶーれ)はAM11:00開店です。それまでCLOSEDの札が出ていますがお休みではありません。
② ホテル ル・ウエストの1階ロビーは宿泊客専用ですので、ぶーれ開店前の待合場所としても、ご利用はご遠慮ください。
③ 100円程度の寄付を参加者有志からうけつけています。(強制ではありません。詳しくはこちらを)
④ 当日は、参加者一同の許可を得たうえで、写真撮影(ホームページその他での報告のため)と、対話の録音(研究のため)をさせて頂いております。
《ご案内》
みなさまは哲学カフェにどのような服装で参加されるでしょうか?
ちょっとお洒落をされたりしますか? 機能性や着心地を優先されますか? それともあまり意識されませんか?
今回は服装が哲学カフェでどのような意味を持つのかについて考えていきたいと思います。
初めての方も歓迎です。どうぞお気軽にご参加ください。
《お願い》
休憩中の様子
哲学カフェ直後
ホワイトボード (名古屋では初の試み)
以下の掲示板(フォーラム)は次のようにご利用ください。
《開催前》
よろしければ、当日の対話で議論してみたい論点や質問してみたい疑問などの提案がありましたら、こちらにお書き込みください。匿名にして当日の配布資料にさせて頂いたり、進行の参考にさせて頂くかもしれません。
《開催後》
カフェの最中に言い足りなかったこと、言い損ねたこと、カフェが終わった後から思ったこと、など。もしありましたら、気楽にお書き込み下さい。
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高橋 (水曜日, 25 2月 2015 00:36)
今回のテーマは「服装はどのような意味を持つか?」であり
服装が哲学カフェでどのような意味を持つのかについてです。
服装自体の意味ではないと思われます。
とはいえ「服装」とはどこからどこまでを指すものなのかはとても興味深いテーマでもあり、当日には触れられる事がないとは思いつつ、考えてしまうので書き記してみました。
様々な材質で作られた物を身に纏う、あるいは身に着ける。
では体内に埋め込まれた物は服装なのか?
服装の装飾性を考えるとボディーラインを変更できる選択肢はとても魅力的であり、多様な手段が存在します。
インナーとして服装の間に忍ばせるケース以外に、外科手術等で体内にシリコン等を埋め込むケース、あるいは不要物を取り除くケースも存在します。
このような人工物による以外にも筋肉を装飾用に増強することで、皮膚の上に身につける以上に存在感の高い改善を行うケースもあります。
これら皮膚の内側に人工的な手段の変更を行うことは服装の範疇なのか?
また香水は服装に含まれるのか?
香水のように測定が比較的可能な物意外にも、感情等で視覚イメージは変更されます。
(喜怒哀楽等)
また精神的な要因による経年変化で雰囲気と言われる測定が困難でありながら識別は容易な存在も「空気を身に纏う」と衣類のように表現されることもあります。
(職業により身につく共通の変化等)
他にも電子機器の進化によりウェアラブルコンピュータ等による拡張性の範囲は?
スマホ等で電飾を年末の歌合戦のように操作してしまうことも可能ではあります。
車の存在も肉体の延長線上と考えると議論の余地があるのかもしれません。
(もちろんカフェに持ち込めない時点で今回は該当しません)
yamagata (木曜日, 26 2月 2015 21:55)
高橋さんの投稿は、服の中で「インナー」を取り上げられているたのがおもしろかったです。私はアウターとしての服しか視野にありませんでした。他者の視線を気にしない服というもの固有の意味について考えるのもいいですね。
私はベタですが、アウターとしての服について問題提起をさせていただきます。
思考実験です。哲学カフェに以下のような服装で参加する人がいたときに、どのような印象を持つだろうか。
①警察官②消防士③看護師③アニメの登場人物④ビジネススーツ⑤就活スーツ⑥迷彩服⑦ヒョウ柄⑧特攻服⑨ブランド品⑩宝飾品⑪Tシャツ⑫ランニングシャツ⑬詰め襟の中高生制服⑭ビキニ水着⑮スポーツウェア⑯工事現場作業服⑰喪服⑱高価なブランド品⑲ステージ衣装⑳スケルトン(透明な)服㉑ラメシャツ㉒バニーガール㉓和服㉔浴衣㉕全身真っ赤かな上下服㉖洗濯していないと思われる汚れと臭いがする服㉗アイロンがけで折り目があるシャツで小綺麗な服㉘地味な服㉘前後逆の服㉚値札のついたままの服㉛自分と全く同じ色とデザインがかぶった服㉜サイズが小さすぎてサイズに合わずピチピチのハムのような服㉝お揃いの服で来たカップルの服㉞全身ユニクロ㉟全身しまむらのシマラー㊱破れたり汚れている服㊲婦人服を着た男性㊳カワイイ服㊴ゴスロリ㊵流行遅れの服㊶ボディコン㊷婚礼服㊸パジャマ㊹部屋着のようなスウェットスーツ㊺ジーパン㊻妖怪ウオッチの絵柄のある子ども服㊼若者向け服㊽英語を翻訳すると下品か性的なメッセージの服㊾寒いのに薄着、暑いのに防寒具㊿袈裟)
以下バカな想定をしながら、真面目に考えてみたいことです。
2)アナ雪ではないが、もし哲学カフェの参加者に「ありのままの私」を見せたいのであれば、服を着ない「裸」をみせることになるか
3)「服を着ること」は「ありのままの私」を「隠す」のか、「見せる」ことになるか。
4)哲学カフェに服を着て参加するときに、面倒だとか思わないか?夏であれば、部屋の中ではパンツ一丁ではないか。なぜ、暑いのに服を着るのか?裸でどこが悪いのか。
5)服は誰のために着るのか?哲学カフェの参加者のため?哲学カフェというイベントのため?自分のため?
6)哲学カフェにも暗黙のドレスコードはあるのか。あるとしたらそれは何故か?服と倫理・モラルはどのような関係にあるのか。
7)哲学カフェに年中毎回同じ服を着て参加する人をどう思うか?
8)毎回人格が異なるかのような超派手だったり地味な服を着てくる人をどう思うか
9)哲学カフェ着る服によって参加者の印象が変わっているか?変わっているとして、その理由は何か?
10)着る服で哲学カフェへのモチベーションが上がったり、下がったりするか?するとしてなぜか
11)哲学カフェへの外出着について、服の着方とはいつ、誰に教えられたのか。
12)哲学カフェの参加者に服の流行に敏感な方がいるとして、いったいその人にとって流行とは何か?何から影響を受けているのか
13)TPOに服があう・あわない、その人にあう・あわないとはどういうことなのか
14)哲学カフェの参加者のなかで服に関心がある方はどうして関心があるのか
15)哲学カフェの参加者で服に無関心・無頓着である方はどういうことか
16)哲学カフェの参加者にとって、髪型・化粧・入れ墨・ピアスなどは服としてみなしてよいのか?
17)上品な服、下品な服の基準はあるのか、あるとすれば何が基準か?哲学カフェの参加者は対等とはいえ、経済格差が反映しているか?
18)服を着ている人と対面しての哲学カフェ・コミュニケーションとインターネットあるいは哲学書の読書といった、服を直視せずに行うコミュニケーションとは、服のあるなしでどのような違いがあるのか、ないのか。
19)「馬子にも衣装」のように服を着ることで外見も中身も変身できるか?ソクラテスのような格好をすると、賢くなれるのか?
20)哲学カフェに来られている方の服と宗教は関係があるか
21)服と性はどのような関係にあるのか?哲学カフェに来て、モテたいとか、性的対象としてみられたくないとか、無関心とか、関係があるのか
22)哲学カフェに参加していることじたい経済的に恵まれているとはいえないか?哲学カフェに参加していない・できない高齢者や障害者や女性や貧困者にとって、服と社会的弱者との関係はどうか?
23)何気に服を着て哲学カフェに来られた方として、そもそも驚くべきことは、どうして服を着るかではないか?一体誰が、何が決めているのか?
24)今回の哲学カフェ参加用の勝負服は何のために着ているのか?
25)哲学カフェ参加者はブランド品の服で着飾るか?もしおられるとしたら、なぜブランド衣装を着たがるのだろうか?
高橋 (金曜日, 27 2月 2015 22:48)
素の自分とはなんだろう?
あなたの前にいる私は笑顔なのだろうか?
もし笑顔でいるのならば
鏡の前にいる私と同じ人物なのだろうか?
あなたの前で笑顔でいる私は
あなたの笑顔を見たくて笑顔をしているのだろうか?
それともあなたの笑顔を見て笑顔になったのだろうか?
あなたの笑顔を見て
思わず笑顔になってしまった私は
素の私なのだろうか?
それともあなたによって変化した私なのだろうか?
私の選んだ服は
あなたを笑顔にしてくれるのだろうか?
あなたを笑顔にできるのか?
この思い悩み苦しむ私は
素の私なのだろうか?
それとも
あなたによってかえられてしまった私なのだろうか?